メール返信・転送時にクラシックOutlookがクラッシュする不具合発生中。近日修正予定
Microsoftは、クラシックOutlookにおいて、メールの返信時や転送時にクラッシュする不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
クラシックOutlook (『Outlook (classic)』。『Outlook (new)』以前のOutlook)において、2025年1月7日(現地時間)にリリースされた『Version 2412 (Build 18324.20168)』以降をインストールしていると、メールの返信時や転送時にクラシックOutlookがクラッシュする場合があります。
この不具合は以下のアプリケーションが影響を受けます。
- Outlook for Microsoft 365
- Outlook 2021
- Outlook 2019
- Outlook 2016
この不具合が発生すると、イベントビューアーにイベントID 1000またはイベントID 1001として以下のようなエラーが記録されます。
Faulting application name: OUTLOOK.EXE, version: 16.0.18324.20168, time stamp: 0x677828da |
対処方法・回避策
Microsoftは、2025年1月28日(現地時間。日本時間では29日になる場合があります)に最新チャネルに公開予定の『Version 2501 (Build 18429.20000)』(以降)で本不具合の修正を予定しています。
本不具合にお困りの場合、修正されるまでの一時的な対処方法として、Outlookのバージョンを一時的に古い『Version 2411 (Build 18227.20162)』に戻す(ロールバックする)ようMicrosoftは案内しています。手順は以下。
- Outlookのバージョンをロールバックするには、コマンドプロンプト(管理者として実行)を開いて、以下のコマンドを1行ずつを貼り付けてエンターを押してください
cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.18227.20162
- 再び最新バージョンへとアップデートされないように、一時的にアップデートを無効にしてください。無効化方法は『ファイル』 → 『アカウント』 → 『更新オプション』 → 『更新を無効にする』を選択してください。
不具合の修正が公開されたら『2.』で行った更新の無効化を元の戻して、アップデートを行ってください。