クラシックOutlookやMicrosoft 365アプリがクラッシュする不具合。Windows Server環境で発生
Microsoftは、Windows Server環境においてMicrosoft 365アプリがクラッシュする不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows Server 2016およびWindows Server 2019環境において、2025年1月7日付けで公開されたMicrosoft 365用アップデート、Version 2412 (Build 18324.20168)をインストールすると、Microsoft 365アプリケーションや、クラシックOutlook (Outlook (classic))がクラッシュする場合があります。
この不具合が発生すると、イベントビューアーにイベントID 1000またはイベントID 1001として以下のようなエラーが記録されます。
Faulting application name: WINWORD.EXE, version: 16.0.18324.20168, time stamp: 0x677832b6 Faulting module name: KERNELBASE.dll, version: 10.0.14393.5850, time stamp: 0x64253b64 Exception code: 0xc06d007e Fault offset: 0x000dcd42 Faulting process id: 0xb1b8 Faulting application start time: 0x01db655766958e10 Faulting application path: C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Root\Office16\WINWORD.EXE Faulting module path: C:\Windows\System32\KERNELBASE.dll |
対処方法・回避策
現在、Microsoftは本不具合の調査を行っています。不具合が修正されるまでの一時的な対処方法として、Microsoft 365を以前のバージョン『Version 2411 (Build 18227.20152)』へと戻す(ロールバックする)よう案内しています。
ロールバック手順は以下。
1.)
コマンドプロンプト(管理者として実行)を開いてください。
2.)
以下のコマンドを1行ずつ実行(コマンド入力後にエンター)してください。
- cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
- officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.18227.20152
これで以前のバージョンへとロールバックされます。
3.)
再び最新バージョンへとアップデートされないように、一時的にアップデートを無効にしてください。無効化方法は『ファイル』 → 『アカウント』 → 『更新オプション』 → 『更新を無効にする』を選択してください。
本不具合が修正の修正状況については、Microsoftが公開している本不具合のページをご確認ください。修正され次第、『更新を無効にする』を解除してください。