Windows11のファイルエクスプローラーに不具合。アドレスバーがファイルやフォルダに被る
Windows11のファイルエクスプローラーに不具合が発生しています。
不具合概要
Windows11において、ファイルエクスプローラーを全画面表示(F11キー)させると、本来なら以下のような表示になります。
しかし、いつからか、以下のようにファイルエクスプローラー上部、ファイルやフォルダの上にアドレスバーが被って表示されるようになりました。
もちろん、この表示は仕様ではなく不具合・バグです。
結果、アドレスバーの下にあるファイルやフォルダを選択することができません。上記画像で例えるなら、左上の『apppatch』といったフォルダを選択したり、開いたりすることができません。
この不具合は、Windows11 23H2およびWindows11 24H2の両方で発生が確認されています。
修正予定
Microsoftは本不具合を認識しており、2024年11月22日付けで公開したWindows11 Insider Preview Betaチャネル Build 22635.4515 (KB5046756)にて、段階的に本不具合の修正を展開することを発表しました。そのため、いずれは通常版のWindows11でも修正されるでしょう。
しかし、少なくとも筆者のInsider Preview環境ではいまだに修正されていません。段階的に展開とはいえあまりにも遅く、おそらくはまだ修正が展開されていないように見受けられます。そのため、通常版のWindows11で修正されるのはもうしばらく先になるかもしれません。
対処方法・回避策
この不具合の一時的な対処方法・回避策は簡単です。全画面表示をやめるだけです。全画面表示を愛用されている方には不便かもしれませんが、修正されるまでの間はウィンドウモードでご利用ください。