【Windows10】 WindowsUpdate 2020年6月度 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム [Update 13]
2020年6月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムの不具合情報です。
『Adobe Flash Player』『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』『サービススタックアップデート』などの更新プログラムおよびWindows Server固有の不具合は割愛しています。
以下、2020年6月10日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。
更新履歴 ① v1909 / v1903用KB4560960にファイルやアプリが開かないユーザー報告の不具合を加筆。 [2020/6/11更新] ② 各KBに印刷の不具合(既知の不具合/ユーザー報告)を加筆。 [2020/6/11更新] ③ 各KBに2台目のモニターが表示されなくなる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2020/6/12更新] ④ 印刷の不具合(ユーザー報告)にドライバー変更による回避策を加筆。 [2020/6/13更新] ⑤ 印刷の不具合とアプリが開かない不具合を既知の不具合に移動・加筆・修正。v2004にIMEの不具合を加筆。 [2020/6/14更新] ⑥ 一部ノートPC環境で音が出なくなる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2020/6/15更新] ⑦ タスクバーのアイコン間隔が広くなったりタブレットモードで起動する不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2020/6/15更新] ⑧ v1909 / v1903のプリンターの既知の不具合が緊急リリースされた修正パッチにより修正。その旨加筆。 [2020/6/17更新] ⑨ v2004のプリンターの既知の不具合が緊急リリースされた修正パッチにより修正。その旨加筆。 [2020/6/19更新] ⑩ v2004 / v1909 / v1903に『lsass.exe』のエラーメッセージの不具合(既知の不具合)を加筆。 [2020/6/24更新] ⑪ v2004用KB4557957にExcel等が死亡する不具合を加筆。 [2020/7/15更新] ⑫ v2004用KB4557957にIMEの不具合を加筆。 ⑬ v2004用KB4557957に日本語文字の既知の不具合を加筆。 [2020/11/11] [New] |
v2004用セキュリティ更新プログラム
KB4557957
v2004用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4557957には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。
不具合概要 | 回避策 | |
プリンターをUSB接続したWindows10 v1903以降の環境において、Windowsをシャットダウンしてプリンターの電源を切り、Windowsを再起動すると、プリンターポートのリストにUSBプリンターポートが表示されなくなって(プリンターの電源を入れても)印刷ができなくなる。
| Windowsの起動前に、接続したプリンターの電源を入れておくことで回避可能。 MicrosoftはこれがWindows10の不具合であることを認識しており、今後のバージョンで修正を予定しています。 | |
この更新プログラムを適用後、印刷ができなくなる場合があります。印刷スプーラーやアプリケーションがエラーを表示したり終了する場合があります。 この不具合はPDF印刷など、ソフトウェアベースのプリンターにも影響する場合があります。
| 2020年6月19日付けでMicrosoftは本不具合の修正パッチKB4567523を緊急リリースしました。 修正パッチはWindowsUpdateには降ってこず、Microsoft Updateカタログからダウンロードして手動インストールする必要があります。 詳細はこちらのページをご覧ください。 | |
一部アプリケーションでIMEの漢字とひらがなが自動的に切り替わらない場合があります。
| この問題を一時的に回避するには、入力モードを手動に切り替えるか、『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更する。ただし、この変更を長期間使用することはおすすめされておらず、あくまでもこの問題の影響を受ける場合の一時的な回避策として使用のが推奨される。 | |
この更新プログラムをインストール後、何かしらのアプリケーション、特にMicrosoft Officeアプリを開けないという報告が出ています。この影響を受けるユーザーは『'ファイル名' が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください。』というエラーが表示されます。
| この不具合はAvastまたはAVGを使用している環境にのみ発生します。AvastまたはAVGを更新することでこの不具合は修正されます。より詳細な情報はAvastのフォーラムをご覧ください。 | |
一部環境において、2020年5月13日以降のWindowsUpdateを適用後、Local Security Authority Subsystem Serviceファイルとなる『lsass.exe』のエラーメッセージが表示される場合があります。エラーメッセージは以下になります。 「A critical system process, C:\WINDOWS\system32\lsass.exe, failed with status code c0000008. The machine must now be restarted.」 (※日本語ではおそらく「重要なシステム プロセス C:\Windows\system32\lsass.exe に失敗しました (状態コード: c0000008)。コンピューターを再起動する必要があります。」またはそれに類する文章) (ユーザー報告によると、このエラーが発生すると強制的に再起動がかかる模様)
| Microsoftより回避策は案内されていません。 Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を予定しています。 | |
日本語・中国語IMEを使用する環境において、Microsoft Excelなど、一部のアプリケーションでマウスを使用してドラッグしようとすると、エラーが表示されたり、アプリケーションが応答しなくなったり閉じることがあります。 (Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと) | 『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。 ただし、この変更を長期間使用することはおすすめされておらず、あくまでもこの不具合の影響を受ける場合の一時的な回避策としての使用が推奨されています。 Microsoftは解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を予定しています。 | |
日本語・中国語IMEを使用する環境において、入力を正常に受け付けなかったり、本来返ってくるべき結果とは異なる予期せぬ結果が返ってくる場合があります。 (Microsoftによると、この不具合はv2004初期から発生しているとのこと)
| 『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。 | |
濁点や半濁点が付いている一部の半角カタカナと全角カタカナの文字は、同じ文字として解釈されません。CompareStringEx()関数でNORM_IGNOREWIDTHフラグを指定して比較すると、ソートルールの不具合により、これらの文字は異なるものとして評価されます。この不具合は、2020年6月10日以降のWindows10 バージョン2004のすべての更新プログラムに影響します。 | 現在、この不具合の回避策はありません。 |
不具合概要 | 回避策 | |
2台目のモニターが表示されなくなる場合がある。
| 不明。 KB4557957のアンインストールを試す。 | |
一部ノートPC環境で音が出なくなる場合がある。
| 不明。 KB4557957のアンインストールを試す。 | |
一部環境でタスクバーのアイコンの表示間隔が広くなったり、タブレットモードで起動する場合がある。
| 『スタート』 → 『設定』 → 『システム』 → 『タブレット モード』 → 『タブレットの追加設定を変更する』と進んでいき、『タブレット モードを使用していないとき』の項目を全て『オフ』にする。 |
v1909用セキュリティ更新プログラム
KB4560960
v1909用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4560960には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。
不具合概要 | 回避策 | |
Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。
| Microsoftより回避策は案内されていません。 Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。 | |
プリンターをUSB接続したWindows10 v1903以降の環境において、Windowsをシャットダウンしてプリンターの電源を切り、Windowsを再起動すると、プリンターポートのリストにUSBプリンターポートが表示されなくなって(プリンターの電源を入れても)印刷ができなくなる。
| Windowsの起動前に、接続したプリンターの電源を入れておくことで回避可能。 MicrosoftはこれがWindows10の不具合であることを認識しており、今後のバージョンで修正を予定しています。 | |
この更新プログラムを適用後、印刷ができなくなる場合があります。印刷スプーラーやアプリケーションがエラーを表示したり終了する場合があります。 この不具合はPDF印刷など、ソフトウェアベースのプリンターにも影響する場合があります。
| 2020年6月17日付けでMicrosoftは本不具合の修正パッチKB4567512を緊急リリースしました。 修正パッチはWindowsUpdateには降ってこず、Microsoft Updateカタログからダウンロードして手動インストールする必要があります。 詳細はこちらのページをご覧ください。 | |
この更新プログラムをインストール後、何かしらのアプリケーション、特にMicrosoft Officeアプリを開けないという報告が出ています。この影響を受けるユーザーは『'ファイル名' が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください。』というエラーが表示されます。
| この不具合はAvastまたはAVGを使用している環境にのみ発生します。AvastまたはAVGを更新することでこの不具合は修正されます。より詳細な情報はAvastのフォーラムをご覧ください。 | |
一部環境において、2020年5月13日以降のWindowsUpdateを適用後、Local Security Authority Subsystem Serviceファイルとなる『lsass.exe』のエラーメッセージが表示される場合があります。エラーメッセージは以下になります。 「A critical system process, C:\WINDOWS\system32\lsass.exe, failed with status code c0000008. The machine must now be restarted.」 (※日本語ではおそらく「重要なシステム プロセス C:\Windows\system32\lsass.exe に失敗しました (状態コード: c0000008)。コンピューターを再起動する必要があります。」またはそれに類する文章) (ユーザー報告によると、このエラーが発生すると強制的に再起動がかかる模様)
| Microsoftより回避策は案内されていません。 Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を予定しています。 |
不具合概要 | 回避策 | |
2台目のモニターが表示されなくなる場合がある。
| 不明。 KB4560960のアンインストールを試す。 | |
一部ノートPC環境で音が出なくなる場合がある。
| 不明。 KB4560960のアンインストールを試す。 |
v1903用セキュリティ更新プログラム
KB4560960
v1903用セキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。KB4560960には以下の既知の不具合とユーザー報告があります。
不具合概要 | 回避策 | |
Wireless Wide Area Network (WWAN) LTEモデムを搭載するWindows10マシンに2020年2月28日公開のKB4535996以降の更新プログラムをインストールすると、インターネットに接続できなくなる場合があります。ただし、通知領域のネットワーク接続ステータスインジケーター (NCSI) はまだインターネットに接続していることを示している場合があります。
| Microsoftより回避策は案内されていません。 Micorosftは解決に取り組んでおり、今後のリリースでアップデートを提供する予定です。 | |
プリンターをUSB接続したWindows10 v1903以降の環境において、Windowsをシャットダウンしてプリンターの電源を切り、Windowsを再起動すると、プリンターポートのリストにUSBプリンターポートが表示されなくなって(プリンターの電源を入れても)印刷ができなくなる。
| Windowsの起動前に、接続したプリンターの電源を入れておくことで回避可能。 MicrosoftはこれがWindows10の不具合であることを認識しており、今後のバージョンで修正を予定しています。 | |
この更新プログラムを適用後、印刷ができなくなる場合があります。印刷スプーラーやアプリケーションがエラーを表示したり終了する場合があります。 この不具合はPDF印刷など、ソフトウェアベースのプリンターにも影響する場合があります。
| 2020年6月17日付けでMicrosoftは本不具合の修正パッチKB4567512を緊急リリースしました。 修正パッチはWindowsUpdateには降ってこず、Microsoft Updateカタログからダウンロードして手動インストールする必要があります。 詳細はこちらのページをご覧ください。 | |
この更新プログラムをインストール後、何かしらのアプリケーション、特にMicrosoft Officeアプリを開けないという報告が出ています。この影響を受けるユーザーは『'ファイル名' が見つかりません。名前を正しく入力したかどうかを確認してから、やり直してください。』というエラーが表示されます。
| この不具合はAvastまたはAVGを使用している環境にのみ発生します。AvastまたはAVGを更新することでこの不具合は修正されます。より詳細な情報はAvastのフォーラムをご覧ください。 | |
一部環境において、2020年5月13日以降のWindowsUpdateを適用後、Local Security Authority Subsystem Serviceファイルとなる『lsass.exe』のエラーメッセージが表示される場合があります。エラーメッセージは以下になります。 「A critical system process, C:\WINDOWS\system32\lsass.exe, failed with status code c0000008. The machine must now be restarted.」 (※日本語ではおそらく「重要なシステム プロセス C:\Windows\system32\lsass.exe に失敗しました (状態コード: c0000008)。コンピューターを再起動する必要があります。」またはそれに類する文章) (ユーザー報告によると、このエラーが発生すると強制的に再起動がかかる模様)
| Microsoftより回避策は案内されていません。 Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のリリースで修正を予定しています。 |
不具合概要 | 回避策 | |
2台目のモニターが表示されなくなる場合がある。
| 不明。 KB4560960のアンインストールを試す。 | |
一部ノートPC環境で音が出なくなる場合がある。
| 不明。 KB4560960のアンインストールを試す。 |