Windows10のアイコンやサムネイルが空白になる不具合。右クリックメニューのプロパティも開かなくなる。KB5046613インストール後に発生
2024年11月13日にWindows Updateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5046613のインストール後、アイコンやサムネイルが空白になったなどの不具合報告が出ています。
KB5046613のインストール後にアイコンやサムネイルが正常に表示されなくなる。プロパティも開かない
ユーザーによる不具合報告
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上記報告はRedditのWindows10スレッドに寄せられており、一部のユーザーがKB5046613をインストールしてからアイコンやサムネイルが空白になったり、プロパティが開かなくなったと訴えています。
なお、この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生しているものであり、すべての環境で発生するものではありません。また、発生する詳細な条件等も明らかになっていません。今のところ報告数は3件と非常に少なく、何らかのアプリ等の競合や環境依存の可能性が高いものと思われます。
対処方法・回避策
ユーザー報告によると、復元ポイントを使用してシステムの復元を行うことでアイコン・サムネイルの問題は直ったと報告されています。ただ、それでも、右クリックメニューからプロパティが開けないという不具合は直らなかったそうです。一応、システムの復元手順は以下。
- [Windows] + [R]キーを押して『ファイル名を指定して実行』を開き、『control sysdm.cpl』と入力してエンターキーを押してください。
- 『システムのプロパティ』が開いたら『システムの保護』タブ → 『システムの復元』を選択し、KB5046613のインストール前の日付に戻してください。
これを試してみて、すべて直っていれば良いのですが、もし、報告にあったように右クリックメニューのプロパティは直っていなかっていた場合は、Windows10のISOをダウンロードして、上書きインストール(修復インストールとも呼ばれます)をお試しください。基本的に上書きインストールをするとWindowsがクリーンな状態に戻ります。上書きインストールの方法は、ISOでWindows10 22H2のインストールメディアを作成して『setup.exe』を実行して、あとは流れにそって進めていくだけです。
なお、Windowsの上書きインストールをすると、レジストリやサービス、タスクスケジューラ、一部デフォルトアプリなど、Windowsに関する一部設定が初期化されることには注意が必要です。(これらを変更・チューニングしている方は上書きインストール後に再度手動で変更する必要があります) 個人用ファイル(保存したデータなど)やインストールしたサードパーティ製アプリなどはそのまま保持されるのでご安心ください。(上書きインストール時に必ず『個人用ファイルとアプリを引き継ぐ』を選択してください)