Corsair、GeForce RTX 5000シリーズの消費電力に言及。「今よりさらに消費電力が増加する可能性がある」
PCパーツ・周辺機器メーカーであるCorsairが、次世代グラフィックカード(グラフィックボード / グラボ)の消費電力について言及しました。
Corsairは以下のように述べています。
最先端GPUの消費電力増加に伴い、信頼性が高く、堅牢な電源の必要性が重要になっています。この傾向は、次世代グラフィックカードでも続くことが予想されます。当社(Corsair)の電源は、このような要求にも応えられるよう設計されており、現在および将来のシステムにおいて、強力で効率的に、そして高い信頼性を維持できることを保証いたします。 最新のグラフィックカードは、12V-2x6電源コネクタが使われており、次世代GPUにおいても使用されることが予想されます。 (中略) 次世代ハイエンドグラフィックカードは、最大450Wの現行モデルよりもさらに消費電力が増加する可能性があります。ハイエンドCPUや、その他、消費電力の高いパーツの使用を考慮すると、より高いワット数の電源(PSU)のニーズが高まることが予想されます。 ― Corsair |
Corsairによると、次世代グラボの最大消費電力は450W以上になる可能性があるとのこと。ここで言う次世代グラボというのは、ほぼ間違いなくGeForce RTX 5000シリーズのことを指しています。
というのも、AMDはRDNA 4 / Radeon RX 8000シリーズでハイエンドモデルを投入しません。言い換えるなら、AMDから消費電力が450Wを超えるような次世代グラボは発売されません。また、AMDとIntelは12V-2x6コネクタを使用するかどうかテストしているものの、2024年2月時点では両社ともに従来の6ピン / 8ピンコネクタの採用を見込んでいるといわれれています。
となると、上記Corsairの発表は、12V-2x6 / 16ピン規格を使用し続けているNVIDIAのグラボ、Blackwell GPUを採用したGeForce RTX 5000シリーズについての言及と見て間違いないでしょう。
これまでのリーク情報(リーク1 / 2)によると、GeForce RTX 5000シリーズの消費電力は以下のようになると囁かれています。
- GeForce RTX 5090: 600W / GeForce RTX 4090: 450W
- GeForce RTX 5080: 400W / GeForce RTX 4080: 320W
- GeForce RTX 5070: 250W / GeForce RTX 4090: 220W
GeForce RTX 5090 / 5080 / 5070、いずれも、前世代のGeForce RTX 4000シリーズより高くなるといわれています。なお、これらGeForce RTX 5000シリーズの消費電力はあくまでもリーク情報のため、実際の製品では変更が入る可能性があることはご留意ください。